韓国・議政府(ウィジョンブ)地裁は23日、私文書偽造・偽造文書行使・不動産実名法違反の罪で起訴された、保守系野党「国民の力」の大統領候補、ユン・ソンヨル(尹錫悦)前検察総長の義母(74)に対し、懲役1年の判決を言い渡した。義母側は裁判所が客観的証拠もなく情況だけを根拠に有罪にしたと反発した。
義母は2013年4~10月、京畿(キョンギ)道城南(ソンナム)市の土地の購入過程で、別の1人と共謀し、金融機関に349億ウォンを預けたかのように通帳残高証明書を偽造、使用した罪で起訴されていた。
地裁は「偽造残高証明書の金額が大きく、数回にわたる継続的な犯行」と指摘したうえ、残高証明書を証拠として裁判に提出して裁判の公正性を阻害しようとした▽他人名義で不動産を購入し、相当な利益を得た――などの点が認められるとした。保釈中であることを考慮して、法廷で拘束はしなかった。
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