2024 年 11月 25日 (月)
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今年だけで230%上昇 [KWレポート] 火がついたAI開発競争 (12)

(c)MONEYTODAY

今、チャットGPTブームが世界の証券市場を席巻している。投資家らは、株式市場でAI(人工知能)と関連した株式をむやみに買い入れている。関連株価は、今年初めから高騰。今後AI市場が拡大するのは事実だが、証券業界では「株価が過熱した様相を見せている」と指摘する。

韓国取引所によると、今年に入って「コナンテクノロジー(Konan Technology)」の株価は昨年末(12月29日)より229.2%上昇した。また「オープンエッジテクノロジー(Openedges Technology)」(124.43%)、「セルバスAI(Selvas AI)」(121.73%)、「ソルトルックス(SALTLUX)」(54.58%)なども同期間で大幅に上昇した。韓国インターネット大手のネイバー(29.58%)とカカオ(27.31%)も同じだ。

米国証券市場に上場されたAI関連株も上昇傾向が目立った。今年に入って前日(9日・現地時間)まで「ビッグベアAIホールディングス(BIGBEARAI HOLDINGS)」(620.89%)、「サウンドハウンドAI(SoundHound AI)」(125.99%)、「NVIDIA」(52.85%)などが上昇した。中国のビッグテック企業や米国証券市場に上場されたアリババグループホールディングス、百度なども同期間それぞれ23.12%、29.45%上昇した。

昨年公開されたチャットGPTが世界的な注目を集め、AI関連株の上昇が始まった。米国のAI企業である「オープンAI」(OpenAI)の対話型AIであるチャットGPTは発売5日でユーザー100万人を超えた。現在公開されているチャットGPTは、超巨大言語モデルが適用されたGPT3.5バージョンだが、オープンAIは年内にこれよりさらに発展したGPT4モデルを発売する予定だ。

他の企業もAIチャットボットの開発に先を争って進出している。ネイバーは今年上半期中に「サーチGPT」を発売すると宣言した。サーチGPTは、ネイバー検索に活用されるもので、超巨大AIである「ハイパークローバー」を基盤とする。百度やアリババなども、中国版チャットGPTの開発に乗り出している。

DB金融投資のファン・ヒョンジュン研究員は、ネイバーに対して「サーチGPTの内容が具体化されるには時間がかかるようだが、ネイバーに新たな期待要因が増えたのは確かだ」と解説する。

(つづく)

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