韓国で配達に使われるプラスチック使い捨て容器から相当量のマイクロプラスチック(5㎜未満のプラスチック片)が検出された。韓国消費者院によると、市中に流通している使い捨て容器16種とリユース容器4種のマイクロプラスチック検出量などを調査した結果、使い捨て容器のマイクロプラスチック検出量がリユース容器より2.9~4.5倍ほど多いことがわかった。
具体的に見れば、使い捨てソース容器のマイクロプラスチックの平均検出量は3.2個で、リユース容器(0.7個)より4.5倍も多かった。また、使い捨てのおかゆ容器(平均5.9個)もリユース用(平均2.0個)より2.9倍多いマイクロプラスチックが検出された。また、使い捨てプラスチックカップも平均4.0個のマイクロプラスチックが検出されたが、これはリユース用カップ(平均1.0個)の4.0倍に達する数値だった。
また、調査対象製品から検出されたマイクロプラスチックは、プラスチックカップと包装容器の主な原材料であるポリエチレンテレフタレート(PET、47.5%)とポリプロピレン(PP、27.9%)が最も多く、その次に紙コップにコーティングされるポリエチレン(PE、10.2%)が検出された。
こうしたニュースに接した消費者たちは不安感を訴えている。特に配達料理に慣れている1人世帯を中心に、なにげなく利用してきた使い捨て容器の有害性を遅ればせながら知ることになり、当惑している。
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