韓国警察は22日から、交差点に右折信号を導入し、赤色信号時の停止義務を明確に規定する道路交通法施行規則を施行する。韓国では、車は日本とは逆の右側通行のため、「右折信号」は日本の「左折信号」に相当する。
ドライバーは右折信号が設置された交差点では、信号機の緑色矢印信号にのみ右折が可能になる。右折信号が設置されていないところでは、信号が赤色の時に必ず一時停止した後、右折しなければならない。
右折信号は▽歩行者と右折車両間の衝突が頻繁▽同一場所で1年間に3件以上右折車両による事故が発生▽対角線横断歩道が運営される場所▽左側から接近する車両に対する確認が難しい――などの場合に設置される。
道路交通公団によると、この3年間(2019~2021年)、右折車にはねられ213人が死亡し、1万2604人が負傷している。右折信号導入に対し、子供の世話をする親や高齢者ら交通弱者を中心に歓迎の声が出ている。
今後、右折信号があるところで赤色信号に右折すれば、20万ウォン(1ウォン=約0.1円)以下の罰金や30日未満の拘留で処罰される。
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