昔ながらのソウルの市場が、若者客で活気づきそうだ。
東大門区(トンデムンク)にある京東(キョンドン)市場。雑貨店を20年以上営んでいるという60代女性は「これから20代の若者たちによく会うことになりそう」と笑顔を見せる。
そんな期待を抱く理由は、今月16日のスターバックス「京東1960店」のオープンだ。女性によると、京東市場は近年、買い物客が大幅に落ち込んでいた。だが、スタバが登場したことで20~30代が増えるとみられ、60年超の伝統的市場が活気を取り戻すきっかけになる、と受け止められている。
「あ、まだオープンしてないって」。15日午後4時、京東市場広城商店街前では、一足早く足を運ぶ若者の姿があった。大学生のキムさん(23)は「SNSで、変わったスターバックスができたという書き込みを見て、気になって友達とやって来た」と話す。開店前で残念な様子だったが、「明日開店するので、また来てみるつもり」と話した。
京東1960店は、スターバックスのコミュニティストア5号店だ。
コミュニティストアとは、スターバックスが地域社会の肯定的な変化と長期的な発展のために、売り上げの一部を非営利団体に寄付する社会貢献事業だ。2014年に青年人材を養成するための大学路(テハンノ)店をオープンしたのに続き、聖水(ソンス)駅店やソウル大学歯科病院店、積善(チョクソン)店などを運営している。
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