韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が国政課題点検会議で、年金・労働・教育いわゆる「3大改革」に拍車をかけるという立場を明確にした。高金利によって価格下落傾向に入った不動産市場を軟着陸させられるよう、規制緩和にもスピード感を持って対応する考えを明らかにした。
第1回国政課題点検会議は15日開催され、予定より約1時間超過して終了した。
今回の会議は、ユン大統領就任後初めて、国民100人を交えて進められた。過去の「国民との対話」と似た形式で、密度の高い議論のために▽強固な経済、心強い民生▽活気に満ちた地方▽大胆な改革という3つのセッションで進められた。
最も関心を集めたのは3大改革だ。
ユン大統領は既に、ムン・ジェイン(文在寅)政権時代の2017年8月に発表された「ムン・ジェインケア」(美容・整形目的などを除いたほとんどの医療費に健康保険適用)の破棄を公式化している。
今回の会議でもユン大統領は、年金・労働・教育3大改革に対して「改革は人気がないことだが、避けることなく、われわれは必ずやり遂げなければならない」と述べ、任期内に成果を出すという点を明確にした。
また、ユン大統領は「年金改革は未来を担う世代が仕事をする意欲を失わないようにしなければならない」「教育改革は未来世代が国際競争力を持てるようにしなければならない。韓国の持続可能性のための必須事項」と強調した。
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