2024 年 5月 8日 (水)
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K-防衛各社「韓国型タウラス」200億円で開発へ

長距離空対地誘導弾の開発現場(写真=防衛事業庁提供)(c)MONEYTODAY

韓国防衛事業庁は、今月から2028年まで約1900億ウォン(約200億円)を投資して、KF21戦闘機に搭載する長距離空対地誘導弾体系を開発する。

長距離空対地誘導弾は数百キロ離れた敵の標的を精密攻撃できる。韓国国内の技術で開発される最初の空中発射誘導弾だ。現在、韓国空軍はドイツ、スウェーデンが共同開発したタウラス空対地ミサイルで武装している。今回の開発に成功すれば、「韓国型タウラス」ミサイルになるわけだ。

空中発射誘導弾はこれまで韓国で航空機安全装着・分離技術が不足し、未開拓分野として残っていた。しかし、2019年~2021年末の長距離空対地誘導弾の探索開発を通じて技術開発に成功し、空中発射誘導弾の開発を本格化できるようになった。

長距離空対地誘導弾のシステム開発は、国防科学研究所の主管で推進される。開発過程で試作品製作は「LIGネクスワン」や「ハンファ防衛産業」「ハンファ・エアロスペース」「韓国航空宇宙産業(KAI)」など、K-防衛産業を主導する防衛各社が参加する。

防衛事業庁は「開発が完了すれば、長距離空対地誘導弾の輸出の可能性、多様な航空誘導兵器開発の促進といった効果が出る。加えて、韓国国内技術で初めて開発するKF21戦闘機の輸出競争力のアップにも大きく寄与するだろう」と展望している。

防衛事業庁のパク・ ミンギュ誘導兵器事業部長は「韓国型3軸システムの中心的な戦力である長距離空対地誘導弾を、決められた期間内に開発し、先端の航空戦力の建設、防衛装備輸出という好循環構造の拡大に寄与できるよう最善の努力を尽くす」と述べた。

韓国型3軸システムは北朝鮮の核・ミサイル攻撃および脅威に対応するための韓国軍の対応体系だ。有事の際、北朝鮮の核・ミサイルを先制攻撃する「キルチェーン(Kill Chain)」、北朝鮮が発射したミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)」、弾道ミサイルを大量に発射して北朝鮮に報復する「大量報復(KMPR)」を意味する。

(c)MONEYTODAY

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