新型コロナウイルスのパンデミック以後、急激に口座を増やした韓国の20~30代が、今年に入って再び口座を閉鎖した。40~50代が不況にもかかわらず活動口座数を増やしたのとは対照的だ。資金力が落ちた20~30代が株式市場の不況にさらに敏感に反応したようだ。
韓国のある証券会社が作成した「世代別活動口座数」によると、今年11月末現在の活動口座は304万4193件。昨年末(302万707件)より0.8%増加した。活動口座は、残高が10万ウォン以上だったり、1年のうち1回でも取引が発生したりした口座の数を指す。
10~30代でみれば、20代の活動口座は69万4351件から67万2575件に、前年比3.1%減少している。10代が0.6%、30代も0.5%減少している。これに対し、40代から80代以上にかけては、昨年よりむしろ増えている。
今年、活動口座数を大きく減らした10~30代は、新型コロナウイルス以後、株式市場に大挙して参加した「東学アリ」の中心とみられる。「東学アリ」は、新型コロナ拡大に伴う株価下落後、韓国株を買い支えた「規模が小さい個人投資家」を指す。
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