米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)シリーズ「イカゲーム」で人気を集め、スターダムにのし上がった俳優オ・ヨンスが強制わいせつの罪で在宅起訴され、韓国政府はオ・ヨンスが出演した規制革新広告を中断した。オ・ヨンスは容疑を否認しているという。
オ・ヨンスをめぐっては、2017年にある女性に対して「不適切な身体接触」を図った疑いがもたれている。この女性が昨年12月、警察に告訴状を提出していた。今年4月の段階で警察は「不送致」としたが、女性側の異議申し立てを受けて検察が捜査を進めた結果、「容疑が認められる」として、今月24日、オ・ヨンスを強制わいせつの罪で在宅起訴した。
オ・ヨンスの起訴を受け、韓国文化体育観光省は、オ・ヨンスが出演した規制革新政策広告「あなたの期待が革新の基準に」を中断し、「規制情報ポータル」のホームページからも動画、報道資料、ニュースレターを削除した。
最近、ソウル公演を終え、各地での舞台が計画されていた演劇「ラブレター」も暗礁に乗り上げた。来年1月14日に予定していた全州(チョンジュ)公演キャストは当初、オ・ヨンスと案内されていたが、現在は「未定」となっている。
オ・ヨンスはドラマや映画だけでなく演劇界でも「防弾老年団」メンバーに挙げられ、人気を得ていた。芸能界では戸惑いが広がっている。一部には裁判の結果を待つべきだという声もある。
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