韓国で最近、需給が不安定になっているという懸念が広がる「アセトアミノフェン成分650ミリグラム」風邪薬に対し、韓国政府は健康保険の上限金額を「70ウォン(約7.29円)」に引き上げることにした。これにより、患者の処方薬代の負担も103~211ウォン(約10.72~約21.96円)増加することになった。保健福祉省がこのほど、健康保険政策審議委員会で議決したと発表した。
ただし、製薬会社は今後1年間、同薬品の月平均生産量を従来に比べて50%以上増やし、今月末から来年4月まで、冬季や季節の変わり目には月平均60%まで拡大する必要が出てきた。
主に風邪薬として使われる「アセトアミノフェン成分650ミリグラム」の調剤用解熱・鎮痛・消炎剤の薬剤18種には現在、健康保険が適用されている。政府が健康保険財政から支給する上限金額は、従来は1錠当たり50~51ウォン(約5.21~約5.31円)たが、来月1日から来年11月までの1年間、品目によって一時的に70~90ウォン(約7.29~約9.37円)に引き上げ、その後、一括して70ウォンとなる。
この薬を処方される患者の本人費用負担は一部増える。1日最大服用量(6錠)を3日間処方され、本人負担30%が適用されれば、品目によって103~211ウォン上がることになる。
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