SDGs~韓国の取り組み
韓国で今月中旬から、コンビニエンスストアなど小規模小売店でビニール袋の販売が中断され、食堂では紙コップとプラスチックストローの使用が制限される。特にコンビニでは使い捨て割り箸の使用も一部制限される予定だ。ただ、消費者に向けた広報が不十分で、混乱を招くのではいの懸念も出ている。
韓国環境省によると、今月24日から「資源の節約とリサイクルに関する法律施行規則」が施行される。
2019年に大型マートなどでは既にビニール袋使用禁止措置が取られているが、これを拡大する。制度施行以降、ビニール袋を販売して摘発されると最大300万ウォンの過料を賦課する内容だ。ただし、紙袋やリサイクル可能な袋は販売可能。
ビニール袋と同様、コンビニ内の割り箸の使用も一部制限される。従来はコンビニで即席・調理食品全般を飲食する時に使用できたが、来月からはカップラーメンとお弁当を食べる時に限って使用が可能となる。例えば、冷凍餃子のような簡便食の場合は使えない。
消費者はこうした規制導入をまだ十分に知らないとみられ、コンビニ店主たちが懸念している。環境保護のための政府の施策には共感する一方で、規制導入によって消費者から不平不満が寄せられるのは間違いないからだ。
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