2024 年 12月 25日 (水)
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教師1人当たりの生徒数減→なのに基礎学力不足の生徒増

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韓国で、生徒数は減少する代わりに教員数は増え、教育環境は改善している。一方で、基礎学力に達していない生徒の割合は増加している――こんな実態が韓国教育開発院の「最近5年間(2018~22)小中高校生・教員・職員数現況」資料でわかった。

それによると、教師1人当たり生徒数は▽2018年12.9人▽2019年12.6人▽2020年12.3人▽2021年12.2人▽2022人11.9人――と毎年減少している。同じ期間、小学校教師1人当たりの生徒数は14.5人、14.5人、14.2人、13.9人、13.7人と減少傾向にある。同期間でみれば、中学校は12.1人、11.7人、11,7人、11.9人、11.6人、高校は11.4人、10.6人、10.1人、9.9人、9.6人と、同様に減少している。

教師1人当たりの生徒数が減少すれば、教育の質は改善されるはずだが、生徒の学業成就度はむしろ落ちているようだ。

教育省の「国家水準学業成就度評価結果」資料にある「教科別普通学力以上比率」によると、数学で中学3年生の普通学力以上比率は2019年61.3%、2020年57.7%、2021年55.6%で減少し続けている。国語の普通学力以上の割合も同期間82.9%、75.4%、74.4%で、英語も同期間72.6%、63.9%、64.3%に落ちた。高校2年生も同様の状況だった。

半面、基礎学力に達していない生徒の割合は増加する様相を見せた。中学3年生の国語基礎学力未達比率は2019年4.1%から2020年6.4%、数学は同期間11.8%から13.4%、英語は3.3%から7.1%に増加した。2021年には基礎学力未達の割合がそれぞれ6.0%(国語)、11.6%(数学)、5.9%(英語)と、前年より減ったものの、国語と英語の場合、2019年よりは増えた――などの状況になっている。

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