ソウル南部地検が国際刑事警察機構(インターポール)とともに、ブロックチェーン企業「テラフォーム・ラブズ(Terraform Labs)」のクォン・ドヒョン最高経営者(CEO)の所在確認と身柄確保のための手続きを進めている。
韓国産の暗号資産(仮想通貨)「ルナ(LUNA)」と「テラ(TERRA)」の開発者であるクォン代表は今年5月、ルナとテラ価格が暴落するや詐欺などの疑惑で訴えられた。ソウル南部地検は金融証券犯罪合同捜査チームを組み、約4カ月間、捜査を進めてきた。
クォン代表は今年4月末ごろ、シンガポールに出国。Twitterで「逃走中ではない。私とのコミュニケーションに関心を示しているいかなる政府機関であれ、私は全面的に協力中であり、隠すことは全くない」と主張した。
一方、検察は「クォン代表が逃走したことは明白だ。家宅捜索などの過程で捜査に全く協力せず、弁護士を通じて検察に直ちに出頭する意思がないと明らかにするなど、出頭要求に応じない恐れがあるため、逮捕状が発付された」と説明した。
シンガポール警察は17日の段階で「クォン代表は現在シンガポールにいない」としたうえ「シンガポールの国内法と国際的義務の範囲内で韓国の警察を支援する」と明らかにしている。
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