北朝鮮で8日、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が出席するなか、朝鮮労働党中央委員会総会が始まった。キム総書記は総会を契機に7回目の核実験に踏み切るという観測が出ている。核実験の準備は進んでいるとみられ、坑道内部に装備を移す作業だけで完了するという見方も出ている。
党機関紙、労働新聞は9日、「党中央委員会第8期第5回拡大総会会議が8日開幕した」と伝えた。キム総書記が司会を務め、上程された議題が承認されたという。具体的な討議の内容は公開されなかった。
北朝鮮が総会招集を予告した際、核実験の兆候とあいまって「総会が核実験宣言の場になる可能性」が指摘されていた。北韓大学院大のヤン・ムジン(梁茂進)教授は「7回目の核実験は総会で決定されるが、選択と集中の観点からみれば実験の時期は総会閉幕直後になるものとみられる」としたうえで「変数は、ただ天候のみ」とみている。
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