韓国の激しい電子商取引(EC)簡単決済サービス市場で、カカオペイが最大規模のプリペイドチャージ金を保有し、勝機をつかんだ。一方で、GSペイ、E-payなど後発ランナーが猛追しており、市場での今年の競争はさらに激化するとみられる。
「プリペイドチャージ金」とは、消費者がショッピング前に簡単決済システムに入れておいたお金を指す。簡単決済サービスによりチャージ金を使うことができる。業界関係者によると、カカオペイプリペイドチャージ金は昨年末で3841億ウォンという。
業界関係者は、カカオペイがカカオバンク、ショッピング、プレゼントなど内部サービスとの相乗効果を出したと見ている。他のオン・オフラインチャンネルまでサービスの使用を拡張し、顧客の便宜を図ったことも功を奏したという評価だ。
同期間で、ネイバーペイを運営するネイバーファイナンシャルのプリペイドチャージ金は948億ウォンだった。
流通業界の活躍も目立った。
クーパンペイを運営するクーパンは833億ウォン、Gマーケットオークションを運営するGマーケットグローバルは516億ウォンのプリペイドチャージ金を保有している。SSGペイを運営しているEマートは332億ウォンを保有する。
昨年8月、GSペイをリリースしたGSリテールも急速に成長している。コンビニ「GS25」、スーパーマーケット「ザ・フレッシュ」、ホームショッピング「GSショップ」など、GS系列会社で決済サービスを開始し、6カ月で80万人の加入者を集めた。
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