韓国オンラインファッションストア「ムシンサ(MUSINSA)」が「ディーホリックコマース(DHOLIC COMMERCE)」の買収を検討している。日本市場に進出したディホリックコマースを買収し、海外進出の足場にするという構想だ。
DHOLICは、オン・オフライン統合のファッションプラットフォーム。関係者によると、ムシンサの内部で議論されてる買収持分は、DHOLICのイ・ドンファン(李東桓)代表が保有している86.63%とベンチャーキャピタル「ウィ・ベンチャーズ(We Ventures)」保有の12.51%を合わせた持分という。
ムシンサがDHOLIC買収を検討するのは、グローバル進出の足場を設けるためだ。ムシンサは昨年、日本法人「ムシンサジャパン」を設立し、多様な出店ブランドをPRし、海外進出の扉を開いた。しかし、まだ海外市場にこれといった成果がない状態だ。
DHOLICの買収が完了すれば、海外市場での相乗効果も期待できる。DHOLICは2001年に「ダホン(DAHONG)」というショッピングモールから始まり、早くも海外市場に目を向け、現地化に成功した会社だからだ。日本には2008年に進出している。
ムシンサの関係者は「買収を検討しているのは事実だ」としながらも「確定した事実はない」と話している。
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