チキンやハンバーガーのフランチャイズであるKFCコリアが、一部店舗を「週5日制」で運営することにしていたが、再び正常営業をすることにした。
業界関係者によると、KFCのソウル、富川(プチョン)、城南(ソンナム)など一部の店舗が最近、水曜日と木曜日を閉店にした。しかし、状況が変わったため正常営業を再開することにした。
一部の店舗で週休2日制を実施したのは、他のブランドとは対照的だ。マクドナルドは一部の店舗を除き24時間営業を続けてきた。政府指針のソーシアルディスタンスのため、店内での飲食を制限し、出前やテイクアウトができるようにしたためだ。ロッテリアも同様の理由で営業時間を調節してきたが、定休日はなかった。
業界関係者は「ファストフード業界で短期的でも週休2日制は異例の決定だ。固定支出の中で賃貸料、人件費が最大の負担だが、2日間注文を受けないことによる損失よりも、人件費を減らそうということだと解釈できる」と反応した。
KFC関係者は「新型コロナウイルスの影響で、人材需給などのやり繰りが難しくなったためだ」としたうえ「週5日営業は一部の店舗を対象に一時的に実施しただけ」と明らかにした。
KFCは今年初め、韓国1号店である鐘路(チョンノ)店が38年目にして営業を終了した。新型コロナ感染の長期化によって鐘路の商圏が沈んだ影響だった。KFCは当時、建物のメンテナンス費用や営業利益の低さを理由に上げた。
新型コロナによって韓国国内ハンバーガー市場は激変したにもかかわらず、KFCが積極的に対応できなかったという分析もある。ハンバーガー業界は、新型コロナ初期に打撃を受けたが、配達のニーズが高まって売上が回復しつつある。
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