「パク・セロイブーム」を巻き起こした韓国を代表するウェブトゥーン「梨泰院(イテウォン)クラス」が日本でリメイクされる。カカオエンターテインメントが日本の放送局と提携し、仮称「六本木クラス」ドラマを制作する。
カカオエンターテインメントはこのほど、日本の有力放送局と、ウェブトゥーンやドラマのライセンス契約を完了したと発表した。カカオエンターによると、日本のトップ俳優のキャスティングが確定し、来月から撮影を開始、今年夏には日本で放送される。これは「梨泰院クラス」の知的財産権(IP)が持つ高い作品性と潜在力を認められた成果だ。
「梨泰院クラス」はウェブトゥーンやドラマが人気を博し、日本や韓国で記録的な成功を収めたスーパーIPだ。「熱血青年パク・セロイ」のストーリーが韓国を越えて日本の青年たちの心も虜にした。韓国ではウェブトゥーンが累積再生数4億、購読者2000万の成績を収めた。ドラマ「梨泰院クラス」もまたJTBCドラマ平均視聴率3位を記録した。
日本では「六本木クラス」としてウェブトゥーンが先行進出して人気を集めた後、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)のドラマ「梨泰院クラス」が日本でブームになり、勢いに乗った。この結果、2020年6月現在、漫画・小説アプリ「ピッコマ」ではウェブトゥーン「六本木クラス」の取引額だけで前年同期比454%増となった。
今年夏に放送を準備しているリメイクドラマ「六本木クラス」の制作には、カカオエンターテイメントの子会社のプロダクション「Kross Pictures」、韓国版ドラマを制作したJTBCスタジオがコラボすることにした。Kross Picturesは、インドや中国、ベトナムなどでリメーク作品を成功的に制作したノウハウを持っている。
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