米国のトランプ前政権時代に副大統領を務めたペンス氏が25日、米FOXニュースとのインタビューで、北朝鮮の新型・大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を「とても大きな憂慮事項」と指摘したうえ「バイデン大統領の対北朝鮮政策が脆弱であるためだ」と主張した。
ペンス氏は「トランプ・ペンス政権ではこうしたことが中断されていたということを記憶するのが重要だ。われわれがキム・ジョンウン(金正恩)氏と向き合っていたためだ。われわれは彼に最大の圧迫作戦を加えていた」と明らかにした。
ペンス氏は「彼(金正恩氏)は、われわれが譲歩しないということを悟った時、シンガポールやハノイでの歴史的首脳会談というテーブルに出てきた。そして4年間、いかなる核実験もICBM試験もしなかった」と強調した。
ペンス氏はバイデン政権がイラン核合意のプロセスで見せた弱腰が、北朝鮮の挑発に悪影響を及ぼしたとも指摘した。
このほか、ペンス氏は韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領や国会議員らに会ったとしたうえ、アジア・太平洋の国々が、米国や同盟国と調和を成してロシアを経済的に孤立させ続けることの重要性を強調した。
ペンス氏は自身のツイッターにもユン氏と撮った写真を掲載して「ユン次期大統領は自由の擁護者であり、米国と韓国の絆を強化するだろう」と書き込んだ。
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