
韓国のハゴハウスが運営するファッションブランド「マーティンキム(Matin Kim)」は、顧客参加とコミュニケーションを強化する参加型ブランディング戦略を全方位で拡大している。
同ブランドは公式インスタグラムを軸に、国内外の顧客とのリアルタイム交流を強め、ブランドとの接点を広げている。継続してきたQ&Aコンテンツでは、最近、海外顧客の流入が大きく増え、反応も高まっている。
4月16日に実施したQ&Aでは、夏シーズンの新商品や、ブランドアンバサダーであるIVEのリズ、NCTのジェノが着用した商品に関する問い合わせが相次ぎ、リアルタイムで活発な交流が続いた。
特に外国人の参加比率は従来の4倍に増え、全体の40%を占めた。参加者数も同様に4倍へと拡大し、グローバルな関心の高まりが確認された。
さらに、より密接なコミュニケーションを目的に、インスタグラムの告知チャンネル「マーティンメイツ」を新設。ブランド情報の発信に加え、多様な参加型コンテンツを運営する拠点として活用する計画だ。
顧客がデザインに関わる商品開発も進めている。4月6日から12日にかけて、顧客のアイデアを基にしたTシャツデザイン3種類を公開し、投票を実施。最多得票のデザインを商品化することを決めた。
この商品は5月末、自社オンラインモールと聖水フラッグシップストアで数量限定販売される予定だ。企画からデザイン選定、制作過程まで顧客が関わる点が特徴で、ブランドへのロイヤルティ向上につながる取り組みとみられている。
オフラインでも参加型戦略を拡大する。4月21日から5月12日まで、聖水フラッグシップストアの外観を顧客作品で飾る「ファサードプロジェクト」を実施する。
この取り組みは、オンライン中心の参加型施策をオフライン拠点へ広げる試みとして注目される。
ハゴハウス関係者は「顧客は単なる消費者ではなく、ブランド価値を高める重要なパートナーだ」とし、「今後も多様な活動を通じて顧客と交流し、商品やコンテンツ、空間を共に作り上げていく」と述べた。
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