2026 年 3月 11日 (水)
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韓国製ミサイル「天弓Ⅱ」搬出か…UAE空軍輸送機を大邱空港で確認

9日午後、大邱空軍基地で、アラブ首長国連邦空軍のC-17輸送機に、天弓-II誘導弾と推定される物資を積み込む様子が捉えられた(c)news1

韓国・大邱の空軍基地で、アラブ首長国連邦(UAE)空軍の輸送機が韓国製防空ミサイル「天弓Ⅱ」とみられる軍需物資を積み込む様子が確認された。

9日午後4時ごろ、大邱空軍基地でUAE空軍の輸送機が駐機している姿が目撃された。機体の尾翼にはUAE国旗が描かれ、機体前方には「UAE AIR FORCE」の表記が確認された。

今回確認された輸送機はボーイングC-17 グローブマスターIIIとみられる大型戦略輸送機で、最大約77トンの貨物を搭載できる。

大邱空港は軍民共用空港であるため、軍用機の動きが比較的確認しやすい。現場では軍需物資の積み込み作業が続く間、隣の滑走路では民間旅客機が離陸する様子も見られたという。

◇UAEが追加供給を要請

今回の輸送は、UAE側が韓国製防空システム「天弓Ⅱ(M-SAMⅡ)」の追加ミサイルを早期に受け取るためとみられている。

UAEは2022年、韓国の防衛企業と「天弓Ⅱ」10個砲台の導入契約を締結し、現在はそのうち2個砲台が実戦配備されている。

最近のイランによる攻撃への対応で、配備済みの天弓Ⅱが約96%の迎撃成功率を記録したとされ、UAE側が韓国政府に追加供給の前倒しを求めたと伝えられている。

UAEの政治学者で大統領の非公式顧問とされるアブドゥルハレク・アブドラ氏はSNSで「イランの攻撃に対抗するため、30発の迎撃ミサイルを迅速に提供してくれた韓国に感謝する」と投稿し、「困難な時に助けてくれる友人こそ真の友人だ」と述べた。

◇韓国防衛産業の主力輸出

天弓Ⅱは韓国が開発した中距離地対空ミサイルで、ハンファ・エアロスペース、LIGネクスワン、ハンファ・システムズなどが生産に関わる。

防衛産業関係者の間では、慶尚北道亀尾にあるLIGネクスワンの工場で最終組み立てされたミサイルが大邱空港を通じて輸送された可能性が高いとの見方が出ている。

輸送機は9日午後7時25分ごろ大邱を離陸し、ミャンマーのヤンゴンを経由して、10日にUAEの首都アブダビ近郊のアル・ダフラ空軍基地へ到着したとみられている。

(c)news1

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