2026 年 1月 10日 (土)
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中国・習近平主席、韓国大統領に「北朝鮮問題、忍耐が必要」…李強首相も「忍耐心」強調

上海で記者団と懇談するイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1

韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は7日、中国・上海で開かれた記者団との懇談会で、習近平国家主席が北朝鮮問題について「忍耐心を持つべきだ」と発言したことを明らかにした。この発言は、中国が「朝鮮半島の平和」を支持してはいるものの、当面は北朝鮮を対話のテーブルに引き出すための具体的な戦略的行動には出るつもりがないことを示唆するものと解釈されている。

イ・ジェミョン大統領は「北朝鮮の核問題を含めた朝鮮半島問題において、中国がより中立的な調停役を果たしてくれればよいと、習主席に要請した」とし、「中国が『平和の仲介者』となることを望む旨を伝えた」と述べた。

イ・ジェミョン大統領は「南北の間に積み重なった敵対関係のために、対話の再開には多くの時間と努力が必要であり、周辺国の助けも必要である。その役割を中国に頼んだ」と説明した。

しかし習主席の「忍耐」発言は、中国が今のところ北朝鮮や朝鮮半島問題に対して積極的に関与する意志も余力も持っていないことを意味するものと受け取られている。イ・ジェミョン大統領によると、序列2位の李強首相も同様に「忍耐心」を強調したという。

これは、関税・安全保障問題をめぐってトランプ政権2期目と対立する中国が、現時点では外交的リソースを分散させる余裕がないとの判断をした可能性がある。また、北朝鮮問題を米国への「切り札」として使うには時期尚早と見ているとも考えられる。

実際、今回の中韓首脳会談を報じた中国中央テレビや環球時報など国営メディアは、習主席が「朝鮮半島の非核化」や北朝鮮に関して言及したという内容を一切報じていない。

ウィ・ソンラク(魏聖洛)国家安保室長も、首脳会談直後の記者会見で「中国が朝鮮半島の平和と安定のために建設的役割を果たす意志を確認した」と述べたが、「北朝鮮の非核化に対する中国の立場表明はあったのか」との質問には、「平和と安定を議論する中でさまざまな問題が扱われた」と述べるにとどめた。

一部では、習主席のこの発言は、北朝鮮が現在強く接近しているロシアとの関係も相まって、中国ですら北朝鮮を完全には統制できていないことを示唆しているとの見方もある。すなわち、中国が仮に動いたとしても成果が得られないとの冷静な分析があったということだ。

このような状況においては、北朝鮮が外部からの圧力や介入なしに自らの路線をより強化する時間を得る結果となる。したがって、韓国政府が期待する「4月の分岐点」づくりの構想が現実となるのは、より困難になったとの見方が強まっている。

この構想は、トランプ米大統領の4月訪中をきっかけに対話の流れをつくり、中国の支援・説得の下で北朝鮮が交渉に応じ、その過程に韓国が関与するという理想的なシナリオだ。しかし中国が冷淡な反応を示す中で、決定的な「トリガー(引き金)」を引くのは難しい。

北朝鮮は2021~2025年の国家経済・国防発展5カ年計画を終え、今年開かれる第9回党大会で新たな5カ年計画を策定する予定だ。一部では北朝鮮が前向きな姿勢を見せる可能性があるともされるが、昨年12月以降、北朝鮮は米韓への敵対的姿勢を隠していない。

(c)news1

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