
韓国政府が9月末から施行した中国人団体観光客向けのビザ免除政策を受け、ソウルの明洞(ミョンドン)を中心とする商圏が再び活気を取り戻している。特に、ダイソーやコンビニエンスストアといった「高コストパフォーマンス」を売りにした店舗で中国人観光客の利用が急増している。
韓国の生活雑貨大手「ダイソー」の明洞駅店では、10月のアリペイ・ウィーチャットペイ・銀聯カードによる決済額が前年比150%増、11月(1〜19日)には200%増となった。決済件数も10月に90%増、11月は130%増と大幅に伸びている。
10月単月で見ても、ダイソー全店舗の外国人カード決済は約40%増、決済件数も20%増と堅調だ。観光客需要が企業全体の売り上げに寄与している。
観光客の購買傾向としては、「安くて高品質な商品」を求める傾向が強い。
直近1週間(11月13~19日)で、明洞ダイソー店で外国人観光客に最も売れた美容商品は「VT PDRN光彩シートマスク」だった。2位は「Vaseline集中保湿マスク」、3位は「BONCEPTレチノールセラムマスク」。いずれも1枚1000ウォン(約110円)のリーズナブルなフェイスマスクで、いわゆる“コスパ重視”の商品が上位を占めた。
同期間の食品カテゴリーでは、「Orion Bichobi(ビスケット)」が最も多く売れ、次いで「サムリプのミニ蜂蜜薬菓(韓国伝統菓子)」、3位には「ハニーバターアーモンド」が入った。
名所・明洞に多店舗展開するコンビニエンスストアでも、中国人観光客の“爆買い”傾向が見られる。
GS25の明洞エリア10店舗では、ビザ免除開始後(9月29日〜11月19日)の中国人観光客による売り上げが、直前期間(8月8日〜9月28日)比で約136.2%増加。CUの8店舗でも前年比で約247.9%増と、いずれも大きく伸びた。
特に人気の商品は、「一口サイズのチョコスナック」「バナナ牛乳」「穀物味のスナック」や「いちご牛乳」「アイシス(ミネラルウォーター)」など、手軽な軽食・飲料が目立つ。
観光業界では、中国政府が自国民に対し日本旅行の自粛を促したことにより、韓国に向かう観光需要が一層高まるとの見方が出ている。
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