韓国で今年8月、免税店の利用客数が新型コロナウイルス感染の影響を受けて以来、初めて100万人を突破した。
韓国免税店協会が4日公開した8月の利用客数は、韓国人88万9910人、外国人14万5863人で、計103万5773人。前月(96万人、7475人)比約7.1%増となっている。
同期間の売り上げは、韓国人1393億ウォンと外国人1兆4309億ウォンの計約1兆5700億ウォン。先月(約1兆2500億ウォン)の約25.6%増だ。
今年上半期に入って海外旅行が再開されるなど空の道が開かれ、免税業界に回復ムードが漂う。今年3月から海外入国者に対する自己隔離免除措置の解除などと日常回復に対する期待が続いているためだ。
免税特典が大きい酒類などは着実に販売好調を見せている。免税店業界関係者は「前月比でも売り上げ、客数、ともに増加した。免税業界が全般的に蘇る雰囲気」と話している。
ただ、下半期の免税業実績の最大のカギは為替レートだ。ウォン・ドル為替レートが先月、1400ウォン台を越え、最近は1440ウォン台前後を行き来しており、免税店利用客の消費心理が萎縮しているためだ。
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