2024 年 11月 13日 (水)
ホーム社会440円のいたずらで1100万円の損害賠償…ソウル・景福宮の落書き少年の末路

440円のいたずらで1100万円の損害賠償…ソウル・景福宮の落書き少年の末路

4日、景福宮の迎秋門(ヨンチュムン)周辺のスプレー落書きに対する保存処理が終わり、一般公開されている(c)news1

スプレーで落書きされたソウル・景福宮(キョンボククン)の外壁がきれいな姿に復旧され、今月上旬に一般公開された。落書きした容疑者には約1億ウォン(約1100万円)の損害賠償が請求される見通しだ。実際に賠償されれば、2020年の文化財保護法改正以後初めての事例になる。韓国文化財庁が最近、明らかにした。

景福宮では昨年12月16日と17日、スプレーによる落書きが発見された。最初は10代少年、2回目は20代男性で、少年は2000ウォン(約220円)のスプレー2本を買って犯行に及んだことがわかった。

文化財庁は落書き発見後、同月16~20日と、26~28日の2回にわたって国立文化財研究院文化財保存科学センターと国立古宮博物館遺物科学科の文化遺産保存処理専門家らを動員して復旧作業を進めた。

文化財庁によると、1日平均29.3人を投入し、レーザー洗浄機とスチーム洗浄機、ブラスティング装備を使って計5日間、作業に取り組んだ。同期間の装備品のリース料は計946万ウォン。その他、防寒手袋と浄化フィルター、防塵服などの消耗品費用として1207万ウォンかかった。それぞれの費用を合わせると、計2153万ウォンだ。

さらに、復旧に投入された人件費を合わせれば、復旧費用は約1億ウォンかかるというのが文化財庁の推算だ。文化財庁は現在80%の復旧率を100%終えた後、全体の復旧費用を算定して鑑定評価専門機関に依頼し、鑑定後に損害賠償を請求する。

文化財庁の法的検討の結果、10代にも損害賠償請求は可能とされ、10代少年にも損害賠償が請求される。弁償能力がない場合、親に損害賠償を請求する。

(c)news1

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