2025 年 6月 6日 (金)
ホーム社会3歳で行方不明の妹、45年ぶりに実兄と再会…韓国・DNAがつないだ家族の絆

3歳で行方不明の妹、45年ぶりに実兄と再会…韓国・DNAがつないだ家族の絆

釜山蓮堤警察署提供(c)news1

3歳の頃に家族と外食中に行方不明となっていた韓国の女性(48)が、警察の「DNA登録制度」のおかげで実兄(51)と45年ぶりに再会を果たした。釜山蓮堤(プサン・ヨンジェ)警察署が25日、1981年から離れ離れだった女性と兄がこの日、署内で対面したことを明らかにした。

警察によると、女性は釜山の中国料理店で食事中に家族とはぐれ、そのまま児童保護施設に入所。成人してからは自立し、社会人として生活していた。2009年、離れ離れになった家族を探すため、釜山南部警察署でDNA検査を申請した。

2016年にはソウルに転職して釜山を離れたが、兄は妹を探し続けていた。2023年、相談を受けた蓮堤警察署はDNAの提供を勧めて児童権利保障院を通じて検査を依頼した。

一方、女性のDNAは今年3月に再採取され、児童権利保障院と国立科学捜査研究院が協力してDNA分析した結果、両者が兄妹であることが確認された。

蓮堤警察署で兄妹は「DNA登録制度のおかげで夢にまで見た家族に再会できた。本当に感謝している」と喜びを語った。

韓国警察庁では2004年から長期失跡児童などとその家族との間でDNAを照合して血縁関係を確認する「DNA分析制度」を運用している。蓮堤警察署は「家族が再会できたことを心から祝福する。今後も国民に温かいニュースを届けられるよう最善を尽くしていく」と述べた。

(c)news1

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