2024 年 5月 19日 (日)
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20兆ウォン規模キャラクター市場 (下)

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◇ファッション業界にキャラクターコラボレーションの波

国内の主要ファッション業界も、やはり消費者に親近感と好感度を引き出すために、人気キャラクターとコラボレーションし、さまざまな商品を次々と発表している。

韓国の大手ライフスタイルブランド「E-Land」が展開するブランド「SPAO」では、アニメ「黒いゴム靴」とのコラボ商品を通じて、消費者たちの注目を集めている。「黒いゴム靴」は、1960年代を背景にギヨンという少年と家族の日常を描いたファミリー向けアニメだ。

SPAOが「黒いゴム靴」と発表した今回のコレクションは、子供時代を懐かしむ既成時代(現在の社会を導いて年を取った世代)と、レトロな雰囲気に興味を持つMZ世代が一緒に楽しめるようになっている。

また韓国では「サムスン物産」のファッション部門が運営するフランスのライフスタイルブランド「Maison Kitsune」は、LINEのキャラクター「LINE FRIENDS」とコラボし、限定版カプセルコレクション「Maison Kitsune×LINE FRIENDS」を発表した。Maison KitsuneはLINE FRIENDSとのコラボを通じて、「パリで出会ったブラウンとキツネ」をコンセプトに、ブランドキャラクターであるキツネと、LINEの人気キャラクター・ブラウンをデザインのポイントとして活用した衣類・アクセサリー、ライフスタイル商品を出している。

◇個人クリエイターが創作したキャラクターが市場の多様性をリード

2019年にサービスを開始した、個人クリエイターたちの電子商取引サイト「JELLY CREW」も人気を集めている。

JELLY CREWを運営する「HANDHUG」は、IBK企業銀行で運営する「IBK創工 麻浦(マポ) 7期イノベーション創業企業」に選定された会社だ。JELLY CREWはSNSをベースに活動するクリエイターが制作した商品をひと目でわかるように集め、手軽に購入できるオン・オフラインのプラットフォームとして10-20代に人気を得ている。

クリエイターの直接販売と、クリエイターのキャラクター作品をHANDHUGが制作代行する方式で運営されている。現在200以上のチームのクリエイターたちが入店し、「YOUNG FOREST」「ハントル商店」「バムトリー商店」「sosoroun」などのキャラクターが人気を博している。

同社クリエイターの年間累積精算額は30億ウォンに達し、上位クリエイターブランド5人の平均精算額は2億ウォンに達する。精算額規模は2020年同期比で2021年に6倍近く増加した。販売比重はデザイン文具(ダイアリー、メモ帳、ステッカーなど)70%、雑貨(スマホケース、iPadケース、ポーチ、キーリングなど)25%、縫製類(ぬいぐるみなど)が5%を占める。また複合施設「COEX」や「現代百貨店」などに、9店舗のオフライン店舗も運営している。

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