韓国の男性アイドルグループOMEGA X(オメガエックス)のフィチャンが前所属事務所スパイヤーエンターテインメントの前代表(女性)にセクハラをした疑惑が浮上した。女性の夫で現事務所代表のファン・ソンウ氏が19日に記者会見を開き、フィチャンを強制醜行などの疑いで告訴することを明らかにした。
ファン代表は「若いメンバーを性犯罪者にしたくなかったが、時間がたつにつれて虚言がひどくなり放置できなくなった。防犯カメラ映像を提出して明らかにしようと思う」と打ち明けた。
公開された映像によると、2022年7月11日午前2時33分、フィチャンは前代表の上着を脱がせようとした。前代表が上着を引きずり下ろして拒否したが、フィチャンは前代表の上に座ってキスをするなど強制的にわいせつ行為を働いた。
ファン代表は「事件の翌日に映像を確保した。役員会議でフィチャンを脱退させる話も出たが、メンバー11人のために前代表が我慢することになった」と説明した。
一方、OMEGA Xは2022年11月に前代表からパワハラと暴行を受けたと主張し、同事務所を相手取り専属契約効力停止の仮処分を申請。2023年1月に認められた。メンバーは同年5月に現所属会社IPQに全員移籍したが、スパイアエンターテインメントは今年1月、タンパリング(引き抜き)だとして公正取引委員会に調査を求めている。
ファン代表は「虚偽事実を流布しているIPQに強く警告する。すべては裁判所で明らかになる。決して許されない」と話した。
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