
韓国のLGCNSとSK C&C、ロッテ情報通信などITサービス業者が、より簡単に生成型AIをオフィスで活用できるようにするソリューションを相次いで出している。
チャットGPTやラマ(LLAMA)など海外企業が開発した巨大言語モデルベースのAIだけでなく、韓国内でもネイバーがハイパークローバーXを発表するなど、さまざまな生成型AIが活用される時代が到来した。当初は「不思議な技術」と思われていた生成型AIが、誕生から1年足らずで身近なものになった。
ロッテ情報通信は先月中旬、メタのラマ2をベースにした生成型AIモデルを作製。ロッテグループの主要系列会社の情報を学習させ、社員たちの報告書作成や顧客応対に活用できるようにした。
今月12日にはLGCNSとSK C&Cが企業向け生成型AIモデルを発売した。両社のソリューションは全社員がワード、PDF、プレゼンテーションなど、ささまざまな形態の文書・報告書を作成できる点で共通している。
SK C&Cが今年3月、ネイバークラウドと提携して、ハイパークローバーXベースでソリューションを開発したのに比べ、LGCNSはオープンAI(チャットGPT)などの大規模言語モデル(LLM)を活用した。
サムスンSDSは「ファブリックス」というブランドで生成型AIソリューションを作っており、早ければ来月中に発売される。また、メール作成、メッセンジャー伝達、映像会議要約、データ保存などを自動化するサービス「ブリティコパイロット」も開発。来年上半期の発売を目指している。
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