
韓国の総額7兆8000億ウォン規模の次期駆逐艦事業「韓国型次期駆逐艦(KDDX)」で、詳細設計および先導艦の建造方式が23日固まった。防衛事業庁は、HD現代重工業とハンファオーシャンが競う入札手続きを本格化させ、今年7月までに事業者を選定し、先導艦建造に着手する。
防衛事業庁は同日午後、ソウル市龍山区の国防省庁舎で第173回防衛事業推進委員会を開き、KDDXの詳細設計と先導艦建造の基本計画を議決した。昨年12月に決まった事業者選定方式(指名競争)を最終確認する機会となる。指名競争は、防衛産業物資指定企業が競争入札に参加する方式で、選ばれた企業が詳細設計と先導艦建造を担当する。
入札はHD現代重工業とハンファオーシャンによる一騎打ちの見通しだ。艦艇建造事業は▽概念設計▽基本設計▽詳細設計・先導艦建造▽後続艦建造――の順に段階を踏んで進む。概念設計を担当した旧大宇造船海洋(現ハンファオーシャン)と、基本設計を手掛けたHD現代重工業が、指名競争と随意契約を巡って対立したことから、計画は約3年間停滞していた。
防衛事業庁は今月11日に両社を対象に事前説明会を開催。3月末から4月初めにかけて入札公告を出し、提案書評価や異議申し立てなどの手続きを経たうえで、7月中の最終選定を目標としている。ただし、結果を巡って仮処分申請などが出た場合、確定までにさらに約2カ月かかる可能性もある。
先導艦建造の事業費は9000億ウォン前後で最終確定する見込みだ。防衛事業庁は、2023年12月の基本設計終了後に妥当性調査や韓国国防研究院(KIDA)の分析に基づき建造費を8820億ウォンと算定していた。その後の事業遅延を考慮し、物価上昇率などを一部反映する方向で調整しているという。
(c)news1