2024 年 5月 19日 (日)
ホーム社会韓国鉄道にイノシシ侵入相次ぐ…高まる安全への懸念

韓国鉄道にイノシシ侵入相次ぐ…高まる安全への懸念

プラットホームで出発を待つSRT高速列車とKTX高速列車(c)news1

韓国で10月29日午後7時32分ころ、慶尚北道(キョンサンブクド)の浦項(ポハン)からソウルに向かっていた韓国高速鉄道(KTX)の列車がイノシシに衝突する事故が起きた。けが人はなかった。列車がイノシシに衝突する事故はここ数年頻発しており、対応に注目が集まっている。

昨年10月には、釜山東海(プサントンヘ)線の線路上に大きなイノシシが現れ、列車の運行が遅れた。2017年9月にも超高速鉄道SRTで衝突事故が起きている。

韓国鉄道公社(KORAIL)によると、この4年間にイノシシやキバノロ(シカ科の哺乳類)のような大きな野生動物と列車が接触した事故は計9件。

毎年事故が起きているが、線路沿いの防護フェンスの設置は100%近くなっており、鉄道業界はさほど憂慮することはないとみている。

KORAIL関係者は「現在高速線は100%、一般線も約99%にフェンスが設置されている。点検して補修も欠かさない」と話した。

国土交通省関係者も「一部ではフェンス周辺に穴を掘ったり、乗り越えたりして線路に入ってくる場合もあり、このような部分の改修を勧めている」としている。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular