韓国の防衛産業の“お得意先”であるポーランドが、韓国製装輪装甲車「K808」(白虎=ペクホ)も導入することを決めた。早ければ今年第3四半期(7~9月)中のK808のポーランド輸出に向けた履行契約(本契約)が締結される見通しだ。
防衛産業界関係者によると、ポーランド軍備庁が昨年7月に結んだ韓国製兵器体系導入のための大規模総括契約に「戦闘支援装備」、その中でも「車輪型装甲車」品目が含まれていたという。この「車輪型装甲車」が現代ロテムで生産するK808だ。
K808は車輪が8つ付いた歩兵戦闘用車両で、乗務員2人と歩兵10人の計12人が乗ることができる。
K808の最高速度は時速100㎞で、パンクしても時速48㎞以上で走行できる戦術タイヤが装着されている。また、時速約10キロの速度で河川を渡ることができる水上推進装置も付いている。
車輪型装甲車は、従来の軌道型装甲車に比べ、迅速な兵力輸送と険地突破が可能で、局地的戦闘頻度の高い現代戦に適した主要兵器体系と評価される。
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