韓国酒類業界に「ゼロシュガー」ブームのなか、ハイト真露(ジンロ)とロッテ七星(チルソン)飲料だけでなく、地方の焼酎業者等まで無糖焼酎を発売し競争に参入している。
従来の焼酎よりカロリーが低く、気軽に楽しもうとするMZ世代(1980年代~2000年代前半生まれ)を中心に需要が増加し、無糖焼酎の人気が続くだろうという見方も出ている。
釜山(プサン)地域の焼酎メーカー、テソン酒造は「シウォン(CI)ブルー」を7年ぶりに無糖焼酎(16.5度)にリニューアルし、同日出荷を開始した。360ml1本の出荷価格は1096ウォン(1ウォン=約0.1円)だ。
テソン酒造はこれに先立ち昨年、果糖と塩などを添加していない焼酎「テソン」を発売し、地域の市場で無糖焼酎に対する好反応を引き出した。
忠清(チュンチョン)圏の酒類業者マックキスカンパニーはアルコール度数を14.9度に下げた無糖焼酎「鮮洋(ソニャン)」を発売した。1本当たりのカロリーも市販されている焼酎の中で最も低い。
無糖焼酎人気は昨年9月、ロッテ七星飲料が出した「チョウムチョロムセロ」からだ。ロッテ七星の「セロ」は発売された月に680万本、翌月700万本、昨年11月1400万本の販売本数を記録し、先月累積販売本数5000万本を超えた。
焼酎業界1位のハイト真露は「真露イズバック」をゼロシュガーにリニューアルし、競争に火をつけた。アルコール度数はセロと同じ16度に下げた。ハイト真露側は、健康を重視する消費者トレンドに合わせて、真露をゼロシュガーコンセプトにリニューアルすると説明した。
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