韓国気象庁を狙ったサイバー攻撃が3年連続で4000件前後に達していることがわかった。中国からとみられる攻撃が最も多かった。
気象庁の資料によると、今年は8月までに気象庁とその傘下機関を対象にしたハッキングやウイルス感染などを狙ったサイバー攻撃が計2636件あった。
気象庁に対するサイバー攻撃は2016年1095件から2020年には3886件へと大きく増え、2021年には4414件で過去最多を記録。昨年は4145件だった
サイバー攻撃を試みたインターネットプロトコル(IP)を国別にみると、2016年から今年8月の計1万8588件のうち8130件を中国発IPが占めた。次に米国発が3080件で続いた。国内IPからの攻撃は360件で、日本は182件、北朝鮮は10件確認された。
国家情報院が毎年130の公共機関を対象に実施している情報セキュリティ実態管理評価で、気象庁は昨年66.49点だった。平均の75.47点に及ばず「ぜい弱等級」の評価を受けている。
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