2024 年 12月 5日 (木)
ホームエンターテインメント韓国映画界で「繁忙期崩壊論」…休暇シーズンの客足、振るわず

韓国映画界で「繁忙期崩壊論」…休暇シーズンの客足、振るわず

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韓国映画界で最近「繁忙期崩壊論」が台頭しつつある。これまで▽旧正月連休▽夏休みシーズン▽秋夕(チュソク=旧盆の節句)連休――などが繁忙期と呼ばれてきた。だが新型コロナウイルス禍以後、映画文化自体が変化したと思えるほど観客が急減し、このパラダイムが崩れているというのだ。

業界の一部では、今年が分岐点と見ている。今年の秋夕連休は直後のハングルの日まで含めれば9月末~10月初めに10日以上も連休ムードが続いた。しかし、この期間に最も入りが良かった「チョン博士退魔研究所:雪景色の秘密」でも観客動員は191万人にとどまり、業界では「歴代最悪の秋夕」「衝撃的な成績」などとささやかれた。

最大の繁忙期とされてきた夏休みの観客動員も振るわなかった。この夏に最も好成績を挙げた映画は514万人が見た「密輸」だが、損益分岐点をわずかに超えたに過ぎない。コロナ禍以前3年間のの夏は2019年「EXIT イグジット」942万人、2018年「神とともに」1227万人、2017年「タクシー運転手」1218万人などとなっており、比較にならない数字だ。

さらに、今年の興行順位1~3位の映画はオフシーズンに公開された作品だ。「犯罪都市3」(1068万人)は5月末、「マイ・エレメンタル」(723万人)は6月中旬、「すずめの戸締まり」(557万人)は3月初めだった。これら作品はそれぞれ異なる魅力で観客を呼び集めることに成功し、長期興行で成果を出したという共通点がある。

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