韓国の俳優ユン・ヨジョン(75)が最近、20代の自分の姿とともに広告にサプライズ登場し話題になった。20代ユン・ヨジョンの映像を編集したのではなく、人工知能(AI)によって現実感をもって作った仮想人間という点でさらに注目を集めた。
教育業界でもバーチャル人間講師とクリエイターなどを導入する事例が増えている。バーチャル人間はオンライン上で講義を進めたり、子供たちの学習を助けて励ましたりする役割をする。SNSでコミュニケーションを取ったり、広告モデルなどにも活用されたりしている。
教育企業は人気のクリエイター・講師の音声を似せたり親近感のある顔にしたりして「バーチャル人間」として登場させている。
韓国の英語教育企業「YBM」のインターネット講義は最近、自社の代表TOEIC講師であるパク・ヘウォン氏を複製して作った「AIパク・ヘウォン」講師をつくり、TOEICスピーキング講義を開設した。
「AIパク・ヘウォン」は実際、パク・ヘウォン氏の口調と口の形、表情、手の動作、講義スタイル、講義力などを完璧に再現した。業界初、韓国語と英語を使い分けられるバーチャル人間講師だ。
YBMはまた、別途の教育サービスブランド「バーティクル(VTKL)」も立ち上げた。バーティクルはバーチャルヒューマン講師と音声認識技術などで学習効果を大幅に高めたエデュテックブランドだ。これと関連した特許も多数出願している。
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