韓国国民4割以上が韓国教育が直面している限界として、行き過ぎた大学入試競争による過度な私教育費支出と学閥主義を挙げた。韓国教育開発院による調査の結果だ。
調査は国家教育委員会が国家教育発展計画を樹立する際の基礎資料として活用するため2月12~26日、成人5000人を対象に実施された。
韓国教育の最大の限界としては「大学入試競争の過熱による私教育の拡大と過度な私教育費」(41.3%)が挙がった。「過度な学歴主義と学閥主義」もほぼ同じ41.2%に上った。その次に多かったのは「地域・所得間の教育格差の深化」の28.1%だった。
韓国教育に対する満足度を5点満点で調べたところ、平均は2.82点だった。校園別に見ると▽幼児3.23点▽小学校3.30点▽中学校3.02点――に比べて、高校(2.71点)と大学(2.72点)は相対的に低かった。
教育発展のために変化が最も急がれる分野では、高校教育が46.3%で最も多く、中学校教育(25.4%)と教育行政体系(24.1%)がこれに続いた。
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