2024 年 5月 18日 (土)
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韓国政府が値上げ自粛要請…応じた食品企業が取った“容量減らし”という小細工

「東遠F&B、両班海苔の製品写真」(東遠F&B提供)(c)news1

韓国政府から求められた値上げ自粛要請に同調した食品・外食企業が、価格を維持しながら量を減らしたり無償だったサービスを有料にしたりしている。

東遠(ドンウォン)F&Bは「両班(ヤンバン)海苔」2種の内容量を従来の5グラムから4.5グラムに減らした。同社は6月にも「東遠マグロライトスタンダード」を100グラムから90グラムに下げた。

同社関係者は「原材料価格の引き上げにより、8月に5グラムから4.5gに切り替えた」と述べた。

ヘテ製菓も7月に「故郷キムチ餃子」の重さを450グラムから16%減の378グラム、「故郷餃子」は415グラムから8.9%減の378グラムにした。

価格を維持しながら実質的に値上げする「シュリンクフレーション」の手法だ。

また、KFCは「ビスケット」を「バタービスケット」に変更。価格は2500ウォン(約277円)を維持したが、従来無料で提供していたバターが300ウォン(約33円)と有料になり、実質的な値上げとなった。

一部には、政府の過度な要請が企業に負担を強い、こうした「小細工」による実質値上げを招いたとの指摘もある。

(c)news1

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