韓国政府が患者データを活用した「医療マイデータ」を構築する。規制改善と研究開発支援、人材養成などによって医療産業輸出を増やし、「製薬・バイオグローバル強国」に跳躍したい考えだ。
医療マイデータに使う患者データは、公共・行政機関が保有する個人の行政情報を国民が指定する第三者への転送を要求する権利(第3者伝送要求権)を通じて収集する。
医療機関に蓄積された質の高いデータの安全な活用を促進するため、医療データ中心病院を拡大・運営する。同時に国民100万人が参加するデータでバイオビッグデータを開発し、これを研究者に開放する方針という。
政府は医療データを活用した産業を育成し、デジタルヘルスケアサービスと革新製品の発掘を支援する。まず、1次医療慢性疾患を対象とする非医療健康管理サービスのモデル認証制を定着させ、健康管理プラットフォームとして活用する計画だ。
さらに、1次医療機関を中心に、地域社会内の各種ケア提供者とオーダーメード型医療データを共有するよう誘導する。分散した個人健康情報を個人、医療スタッフなどに標準化された形で提供するシステムも年内に構築する。
保健福祉省は2月28日、こうした内容の「バイオヘルス新市場創出戦略」をユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領に報告した。
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