2024 年 5月 7日 (火)
ホーム経済ゲーム韓国市場を攻略した中国のゲーム…「絶対強者」リネージュ追い越す勢い

韓国市場を攻略した中国のゲーム…「絶対強者」リネージュ追い越す勢い

キノコを育てる=ジョイナイスゲームズ(c)MONEYTODAY

「チャイナ・ディスカウント」(中国企業の切り下げ)は過去の話だ。中国ゲームの韓国市場攻略がますます激しくなっている。韓国国内のゲーム市場を掌握した絶対強者「リネージュ」も追い越す勢いだ。もちろん、一時的な人気にとどまるかもしれないが、中国ゲームの成長速度を考えれば、じっと見ているわけにはいかないようだ。

モバイルビッグデータプラットフォーム「モバイルインデックス」によると、1月29日時点で韓国でのグーグル「プレイストア」とアップル「APPストア」の売り上げ順位で、上から5つのゲームの中で、過半数が中国ゲームだ。昨年12月まで、上位5位圏内の全ての韓国ゲームがランクされていたことからすると、大きな変化だ。

特に現在、二大アプリマーケットで売り上げ順位1位を記録している「キノコを育てる」が注目されている。このゲームは中国「ジョイナイスゲームス」が先月22日に国内発売した放置型RPGゲームだ。グラフィックは派手ではないが、特有の可愛らしいデザインで人気を集めている。

「キノコを育てる」は発売から半月の1月3日、アップルのAPPストアで初めて1位に入った。リネージュM・W、オーディンなど人気国内ゲームを全て抜いて異変を起こした。その後、同21日にはグーグルプレイストアも含め、韓国ゲーム市場を完全に席巻した。中国産ゲームが韓国の二大アプリマーケットで1位を同時に占めたのは今回が初めてだ。

業界関係者は「さらに忙しくなり、時間が足りない現代人のニーズに『キノコを育てる』はぴったり合ったゲームだ。ゲームをONにして他の仕事をしても、いつでも気楽に再開できるという強みが成功の秘訣」とみる。

「キノコを育てる」だけでなく、中国の「ファーストファン」が製作した「ラストウォー:サバイバル」も急成長している。「ラストウォー」は前日時点でグーグルプレイストア4位、アップルAPPストア3位を記録した。「ラストウォー」は昨年7月に発売されたが、攻撃的なマーケティングで口コミで広がり、好調を続けている。

昨年3月に発売された中国「センチュリーゲームズ」の「WOS:ホワイトアウトサバイバル」もグーグルプレイストア8位、アップルAPPストア2位まで上がった。WOSホワイトアウトサバイバルは氷河期が来襲し、避難所を作って生存者を助けるストーリーの戦略生存ゲームだ。

最近数年間に向上したゲームレベルと完成度が中国ゲームの好調に一役買ったという評価だ。業界のある関係者は「過去の中国ゲームは品質が低いという認識が多かったが、大規模資本の中国ゲーム会社が開発人材を迎え入れ投資を増やし、ゲームの完成度とレベルがかなり上がった。新たなBM(収益モデル)とコンテンツなどが好評を得てユーザーも敏感に反応している」と説明した。

(c)MONEYTODAY

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