2026 年 2月 28日 (土)
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韓国地上波3社、米オープンAIを提訴…チャットGPTのニュース無断利用を主張

KBS、MBC、SBSのロゴ(c)news1

韓国のKBS、MBC、SBSの地上波放送3社が23日、生成AI「チャットGPT」を運営するオープンAIを相手取り、著作権侵害の差し止めと損害賠償を求める訴訟を起こした。韓国の地上波3社がグローバルAI企業に対し法的措置に踏み切るのは今回が初めてだ。

3社は、オープンAIが開発し商業的に提供している生成AI「チャットGPT」の学習過程で、自社のニュースコンテンツを無断利用したと主張している。

韓国放送協会は「地上波3社の核心的資産であり成果でもあるニュースコンテンツが大量に無断利用され、サービス上に表示されている」と指摘し、「今回の訴訟を通じて知的財産権侵害に対する法的責任を問う」と説明した。

さらに同協会は「オープンAIはGPTサービスで莫大な利益を上げており、生成AIの開発・運営目的でニュースコーポレーションなど世界の報道機関と有料ライセンス契約を締結している」と述べたうえで、「ニュースコンテンツ利用には適法かつ有効なライセンス取得が必要であることを十分認識しているはずだ」と主張した。

その一方で、地上波3社との交渉を拒み、差別的な著作権方針を維持していると批判している。

同協会はまた、「国内の個別創作者や著作権者が、訴訟費用や立証責任の問題からグローバルビッグテック企業を相手に裁判を起こしにくい現実がある」と指摘。今回の訴訟は、国内外のAI企業に対し、創作者や著作権者の権利保護と正当な補償の必要性を示す趣旨だと強調した。

「巨額の資本と技術力を背景に、他国メディアが数十年かけて蓄積してきた知的資産を無断で利用し、自国の商業的利益に帰属させる行為は『革新』の名で正当化できない」とも述べ、「これは韓国のデータ主権の問題だ」と訴えた。

地上波3社と韓国放送協会は、今回の訴訟を通じて正当な補償体系の下でAI産業とジャーナリズムの価値を両立させる方策を模索するとともに、グローバルビッグテック企業による著作物の無断利用を防ぐ取り組みを続ける方針だ。

(c)news1

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