韓国のファブレス(半導体設計会社)スタートアップ「ファドゥ(FADU)」が120億ウォン(1ウォン=約0.1円)規模のフリーIPO(上場前の持分投資)を終え、企業価値1兆800億ウォンを認められてユニコーンの座に上がった。国内のファブレススタートアップとしては初めてだ。
投資には既存投資会社であるフォレストパートナーズと新規投資会社であるIBKキャピタルなどが参加した。ファドゥは今回のフリーIPOで企業価値1兆800億ウォンを認められた。
ファドゥはデータセンターに特化したシステム半導体メーカーで、2015年7月に設立された。
データセンターに特化したシステム半導体によってグローバル市場で確かな成果を出しているという点が高い評価を受けた。ファドゥは今回確保した投資金をもとに、グローバル半導体市場での競争力を強化し、年内の企業公開(IPO)に拍車をかける計画だ。
ファドゥ関係者は「最近の厳しい資本市場環境、特にスタートアップファンディングの酷寒期にもかかわらず半導体を設計する国内ファブレス企業の中で唯一グローバル市場で確かな事業成果を上げているという点が高く評価されたようだ」と明らかにした。
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