
韓国で今年8月まで麻薬犯罪に関わった医師が計216人に上った。これは過去最多の水準で、このままだと年間300人を突破する見通しだ。多くはうつ病・パニック障害などの治療剤に含まれる麻薬類医薬品を過度に処方した疑いで警察の調査を受けたケースだ。
警察に検挙された医療関係者の麻薬事犯を過去3年で見ると、2020年=186人▽2021年=212人▽2022年=186人だった。今年は、医師に絞って統計を出したにもかかわらず、最も多い人数だった。
麻薬が日常の奥深くに入り込み、麻薬に接する市民もますます増加している。警察庁によると、今年1~8月に麻薬類事犯として逮捕された生徒数は641人で、昨年全体(380人)をはるかに上回る水準だ。これは2020年=323人、2021年=346人に比べてもかなり多い。
今年1~8月に麻薬事犯として立件された主婦も238人で、昨年(179人)比で24.8%増加した。2020年の200人から2021年の127人に減少していたが、再び増加傾向を見せている。
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