高速道路のサービスエリアに置き忘れた食品は果たしてどうなったのか―――。韓国のある市民がオンラインコミュニティに書き込んだ話が話題になっている。
その市民A氏はこのほど、妻と一緒に地方に出張し、帰京の際に全羅南道長城の白羊寺(ペギャンサ)サービスエリア(天安方向)に立ち寄った。その際、妻がサービスエリアで買った食品を食堂の椅子に置いたまま、車に乗った。干し柿と伝統シッケ、覆盆子シッケだった。
置き忘れに気づいたのは、既に高速道路を走り出した後だった。その後、サービスエリアの顧客センターに電話したところ、食品があることを確認し、送ってもらえないかと尋ねた。すると、期待はしていなかったものの、サービスエリア側は「宅配で送ってあげる」と答えたという。
A氏は、シャケなど腐りやすいものがあり心配していた。だが送られてきた食品は、一つ一つ冷凍され、密封パックに入れられていたという。
「再び会う機会もないかもしれない客に、このように気を遣い、きちんと包装してくれるなんて……」。A氏は驚き、サービスエリアの職員に深く感謝の意を示した。
ネットユーザーからは「白羊寺サービスエリアは称賛されるべきだ」「実に親切な職員だ」「和やかな話を聞き、サービスエリアのイメージが変わった」などの反応が上がった。
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