2024 年 5月 12日 (日)
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韓国・自動運転による配達ロボット、各地で実証実験

屋内外自動運転配達ロボット「ニュービー」=ニュービリティー(c)KOREA WAVE

韓国出前アプリ「配達の民族」を運営する「優雅な兄弟たち」の室内外自動運転配達ロボットの実証実験が全国の歩道に拡大される。また、自動運転の人工知能(AI)学習に映像情報原本の活用が可能になった。科学技術情報通信省が開いたICT規制サンドボックス新技術サービス審議委員会で議決した。

自動運転配達ロボットに対する実証特例の拡大は、非常経済閣僚会議で取り上げた匿名情報の活用拡大案、データ経済活性化推進の後続措置だ。

同委員会は、室内外自動運転配達ロボットが全国の歩道でAI学習のため映像情報の原本を活用できるよう「映像データ原本活用時必須安全措置基準」の順守を条件とした。

これまでは自動運転AIの学習にモザイクをかけて匿名処理された映像情報を使っていたが、今後は映像情報原本の活用が可能になった。これに伴い、配達ロボット衝突防止のための歩行者認識エラー率改善など、自動運転技術の安定性が向上するとみられる。

また、委員会は最近、道路交通法、知能型ロボット法の改正により運行安全認証を受けた屋外移動ロボットを歩道の移動が可能な「歩行者」とし、該当法令の順守を条件に実証範囲を全国の歩道に拡大することを認めた。

さらに、自動運転のAI学習に映像情報の原本を活用しようとする企業の課題について、同省は迅速に規制特例を受けられるように支援する。

科学技術情報通信省のソン・サンフン情報通信政策官は「自動運転AI技術の高度化を通じてロボット、自動車、ドローンなどの自動運転の安全が向上すると期待される。AIアルゴリズムの高度化を推進する一方、映像情報の原本の活用で発生しうるデジタルプライバシー問題に注意し、安全で信頼できるデジタル社会を作るために努力する」と話した。

(c)KOREA WAVE

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