韓国で旧正月連休前日の1月27日が臨時公休日に指定されることで、観光業界が思わぬ特需を迎えている。最短6日間から最長9日間の休暇を取ることが可能なため、旅行需要が急増している。
観光業界によると、国内リゾートはすでに満室状態で、長い連休を利用した海外旅行の新規予約も増加している。
特に、江原道高城郡のケンジントンリゾート雪岳バレーや雪岳ビーチは27日を含む旧正月連休中の全ての日程がすでに満室だ。また、釜山、南海、加平などに5つのリゾートを保有するアナンティの宿泊率も80~90%に達しており、2週間以内には全て満室になる見込みだ。
さらに、さまざまな要因で停滞していた海外旅行需要も急激に伸びている。
旅行会社「本当に良い旅行」の関係者は「昨年と今年の旧正月連休初日3日間の比較で、現在同等の水準に達している。まだ予約可能な時期が2週間以上残っているため、前年同期比で旧正月連休中の海外旅行需要は約20%増加する」と見通している。
ただし、旅行会社各社は航空機事故の影響もあり、積極的なマーケティング活動よりも、商品の整備や顧客対応に注力する。
「ハナツアー」の関係者は「慎重な姿勢を保っているが、低迷していた旅行需要を回復させるきっかけになると期待している」と述べた。
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