韓国の非正規職労働者10人のうち3人は生活費の調達などを理由にやむを得ず短期雇用に追い込まれていることが分かった。超短期勤務や柔軟勤務などのために非正規職を自ら望む人も少なくないが、依然として良質の働き口が不足しているとみられる。
統計庁の調査によると、今年8月時点の非正規職勤労者は812万2000人で前年同月比3万4000人減少した。勤労形態別では、時間制労働者が1年前に比べて18万6000人増えた。
特に非正規職労働者は「非自発的」な理由で仕事をするという割合が34.4%に達した。残りの65.6%が「自発的」に勤労形態を決めたことになるが、正規職労働者(90.3%)に比べれば非常に低い水準といえる。
非正規職労働者が望まないにもかかわらず現在の職に就いている理由としては「直ちに収入が必要だから」が71.9%を占めた。ほかは「希望する働き口がない」(15.4%)などだった。
これは良質の正規職の働き口が不足し、相対的に処遇が良くない非正規職に仕方なく就いた結果と分析されている。
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