2024 年 11月 23日 (土)
ホーム経済流通韓国・現代自動車と起亜自動車、内需不振の中で輸出は「善戦」…SUV・エコカー疾走

韓国・現代自動車と起亜自動車、内需不振の中で輸出は「善戦」…SUV・エコカー疾走

現代自動車提供(c)MONEYTODAY

昨年に過去最高の実績を記録した韓国・現代自動車が、SUV(多目的スポーツ車両)、エコカーなどの主力車種を前面に出し、販売を伸ばしている。

現代自動車は先月、海外市場で前年同期比1.5%増の26万7256台を販売したことを4日、明らかにした。国内市場での4万7653台を含めると、計31万4909台になる。

現代自動車の米国法人によると、先月の米国販売台数は6万341台で、前年同期比で6%増加した。エコカーの販売台数が前年に比べて7%増加するなど、実績を牽引した。ツーソンプラグインハイブリッド(PHEV)は前年同月に比べて280%、ツーソンハイブリッド(HEV)は29%それぞれ販売台数が増加した。コナ・エレクトリック(EV)の販売台数は15%増えた。

一方、国内販売は26.7%減少した。牙山工場の電気自動車設備工事、蔚山第3工場ライン工事などの影響で、グレンジャーやアバンテなど一部車種の生産を中断したことが響いている。

ただ、SUV(多目的スポーツ車両)の販売は好調だ。パリセード2365台、サンタフェ7413台、ツーソン3070台、コナ1455台、キャスパー3118台の計1万8299台が売れた。

起亜の業績も比較的好調だ。海外販売は、前年同期比で2.8%減の19万8348台だった。昨年2月の販売量が前年比12.1%増加して過去最高だったことをふまえれば、善戦していると評価できる。

国内販売台数は前年同期比12.0%減の4万4008台だった。販売減少の背景には、国内電気自動車補助金未確定の影響などが挙げられる。

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