
最近、韓国の屋台で販売されるタイ焼きの価格が急騰する中、その原価を分析したあるYouTube動画が話題となっている。
韓国の人気YouTubeチャンネル「ZeroB」は今月、「タイ焼きの原材料コストはいくらか」と題した動画を公開。動画内では実際にタイ焼き製造機をレンタルし、小豆あん・カスタード・ピザ風味の3種類のタイ焼きを自ら製作し、原材料の使用量を精密に計量して原価を試算した。
その結果、生地ミックス粉 5kg=1万1000ウォン▽小豆あん 3kg=7000ウォン▽ピザソース 2kg=1万9000ウォン▽カスタードクリーム 3kg=1万ウォン――などとなった。このうち、3つのフナ焼きを製作するために使用した生地の合計量は180g(下側122g+上側58g)で、価格換算すると約268.4ウォン。
それぞれの中身には▽小豆あん:37g(86.3ウォン)▽カスタード:34g(113.3ウォン)▽ピザ風味(ピザソース+チーズ):合計で425ウォン――という計算結果になった。
この結果、1個あたりの原価は▽小豆タイ焼き:218.3ウォン▽カスタードタイ焼き:245.3ウォン▽ピザ風味タイ焼き:557ウォン――で、3個合わせての原価は1020.4ウォンとなる。
ユーチューバーのZeroB氏は「現在ソウルでは1個あたり約1000ウォン(約110円)で売られている。小豆タイ焼きの原価率は約21.8%になる」とし、「ボッタクリと言えばそうだけど、思ったより微妙なラインだ」と分析した。
韓国ではかつて100ウォンや200ウォンで買えた庶民のスナック、タイ焼きが「1匹1000ウォン」と呼ばれる高価格化時代に突入し、市民の間で“懐かしさと戸惑い”が交錯している。
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