韓国のオンラインショッピング市場で偽造商品が最も多く取引されているのはインスタグラムであることがわかった。若い世代が最も多く利用するSNSであるため、詐欺用アカウントと偽造商品が多いとみられている。
問題は、インスタグラムがこれを防ぐどころか、このような状況をさらにあおっている点だ。最も大きな収益部門が広告であるため、商品の真偽を問わず、露出だけを重視しているとの指摘が出ている。
特許庁と韓国知識財産保護院の資料によると、最近3年間(2021~2023年8月)のオープンマーケットにおける偽造商品流通摘発件数は49万1285件に達した。
オープンマーケット別では、インスタグラムが22万8740件で最も多く、続いて▽ネイバーカフェ9万4398件▽ネイバーブログ9万1774件▽韓国フリマアプリ「ボンゲジャント」4万5037件▽カカオストーリー2万670件――の順だった。
消費者のオンライン購買が毎年増え、偽造商品の流通量も増加している。だが、摘発されても制裁はたいしたことない。大部分が削除や販売中止措置にとどまり、実効性のある制裁はなされていないとの指摘が出ている。
特に、インスタグラム、ネイバーカフェ、ネイバーブログを利用した偽造商品の流通が毎年増えており、注意が必要だ。
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